はじめまして。
マックス総合税理士法人 代表税理士・行政書士の川合宏一です。
ここ数年、相続税の増税ムードや、新聞、雑誌による相続記事の増加により、相続に関する相談がかなり増加しています。特に生前対策の一環として、遺言の作成相談が増えてきています。
作成したいという方だけでなく、すでに遺言を作成済みの方からも「こんな遺言を作ったんですけど税金面で損していませんか?」といった相談も来たりします。
実際拝見してみると、その内容は、兄弟で仲良く財産がきれいに共有分割され、一見幸せ家族に見えるような分割が多いなぁという印象を受けます。
本やホームページなどで色々調べて、法定相続分で教科書的に按分したというケースが多いみたいですね。
ただ現実には、財産をもらう側の相続人にとっては、このような遺言だと都合が良くないことも非常に多いのが実態なのです。
遺言は本来、作る側の一方的な意思で作成することが可能です。
しかし、最終的に財産をもらうのは、相続人なので、その相続人たちのこともうまく考えて作っておかないと、あとあと相続人間にしこりを残しかねないのです。年間数十件の相続に接している専門家として、遺言の存在価値を十分理解している一方、遺言による残念な結果も十分に理解しています。
今回、このサイトを作ることで、少しでも多くの方がよりよい相続環境を作っていくことのお手伝いをできればと思っています。